「ご飯できたわよー!」

カオルさんの大きな声が聞こえた。

「下行くか。」

「そーだねーいこー。」

「お前まだ寝ぼけてんだろ。」

「寝ぼけてないよー。」

「うそつけ。目開いてないぞ。」

「開いてるー。

李叶の顔見えるもーん。」

「わかったわかった。ご飯食べるぞ。」

「立たせてー。」

「はいはい。

・・・よいしょっと。

いくぞ。」

フラフラ歩く音春の手を握って

食卓へと向かった。

みんなもいっせいに食卓に集まる。

四角いテーブルを囲むようにして

音春、
李叶、
白夜、
湊叶、
玲於、
冬青、
カオルの順で椅子に座る。