「・・・ひゃっ!

だから耳やめてって・・・。」

「音春がこっち向くまでやめなーい。」

「・・・もーくすぐったい!」

勢いで顔を戻すと、

耳を舐めていた李叶の顔が間近にある。

「・・・っ。ち、近いよ。」

「なーに照れてんの。

もー。ほんと、かわいーな俺の嫁。」

赤く染まった音春の顔を

大きな李叶の手が覆う。

それから李叶は音春を抱き枕にして、

目を閉じた。

しばらく無言が続く・・・。

(・・・眠くなってきた。)

李叶の顔を見ると・・・

目を閉じて、気持ちよさそうに・・・







爆睡。