「とにかく、寝ずに待っとけよ。」

「・・・う、うん。

わかった。」

そう答えると、

李斗は音春の頭をぽんぽんと優しく撫でる。

「わからないことがあったらカオルに聞け。」

「うん。」

「これがお前の初めてのここでの仕事だ。

お前のこと思って行ってくるから。」

(急に優しい言葉かえるの・・・

反則だよ。)






そういうと、李斗は部屋を出ていった。




音春を残して。