「よろしくね!

夜耶!」

音春がそういうと夜耶は、

にっこりと笑う。

「では音春お嬢様。

お着替えをまずいたしましょう。」

「お、お着替え!?」

ぱっと自分の格好を、

見ると下着1枚だった。

「え!?なんで下着だけなの?」

「昨日の夜、李斗様が

だらしない格好だといって、

お下着1枚だけにしてしまいました。」

「なにもされてないよね!?

ね?夜耶!」

「さ、さぁ?

それはご本人にお聞き願います。」

ブルッと身震いをしたまま

夜耶のくちばしから渡された

ピンクを貴重とした色とりどりのお花が

あしらわれた着物を着付ける。

着物の着方は学校で習っていたので分かる。

「・・・音春お嬢様。

お下着を脱がねば。」

ん?

聞き間違えだよね?

無視して着付ける。

「ですからお下着をお脱ぎにならないと」

「え・・・!?」

今なんて?

「ですからお下着を脱いで

着物を着ないとなりませんよ。」

「な、なんで?

下着脱ぐって・・・

うそ。」

「・・・嘘ではありません。

ここではそれが一般的な着物の着方です。」

「・・・脱がないとだめ?バレなくない?」

「だめです。

どうしても抵抗があるのならこちらを。」

そういって夜耶は奥の箪笥から

胸あてのようなものを持ってきた。

「これをお下着を脱いでから

着けてください。」