音春が1番気にしたのは期間のことだった。

「あの・・・。

期間ってどれくらいなんですか?」

「俺を呪縛から解いて



人間に戻すことができたら・・・だ。」

「呪縛はどうやったら解けるんですか?」

「俺に全てを捧げ、

一生ついてくるという覚悟をしたうえで、

お前と俺の子供の命が宿ったらだ。」

「・・・ぇ。

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

(・・・なんで私なの。

よりによって。)










先が長くなりそうな音春と動物たちの生活の始まりだった。