・・・・・・

「着いたよ。」

着いたのは金箔が混じらせてある襖が

特徴的な部屋の前だった。

立て札には

「李斗様 専用部屋」

と書かれている。

・・・どんどん!

白夜はその襖を思いっきり叩いた。

「ちょ、ちょっと!白夜!

壊れちゃうよ!」

「大丈夫大丈夫!

いっつものことだから!

李斗ー!

入るよー。」

「・・・何のようだ。」

「お前の例のお客様がいらしてる!」

「・・・入れ。」

するとカチッと襖が開かれる。

(・・・オートロックの襖!?)

襖がオートロックなのに驚きつつ

白夜と音春は

中に引き込まれるように入っていった。