女子高生が白狐の許嫁!?

呆然とする李斗の代わりに心結が答える。

「私の名前は、加賀美心結。


李斗との関係はねー、



まぁ、元カノ?

・・・いや、元許嫁ってとこかな。」

「元許嫁・・・」

その単語に音春が反応する。

「そう、あなたと出会う前私と李斗は


愛を誓いあってたの・・・。



で、李斗はね、私に夢中だったの。

ね、李叶?」

「・・・べ、別に夢中になんか」

明らかに顔を赤くする李斗。

しかし、彼女は続ける。

「一緒にお風呂も入ったし、

何回もデートもしたし、プロポーズもされて・・・

キスや・・・それ以上のことも・・・」

「もうやめろ。心結。」

「もう、照れ屋なんだから。」

「・・・へ、へぇー。」

音春は、返す言葉が見つからなかった。

ただ、胸が驚くほどモヤモヤしていた。

そして、彼女と目が合う。

「李斗?2人でお話したいんだけど、

だめー?」

と、李斗の太ももを、触りながら言う。

「・・・音春、悪い。今夜は自室で寝てくれ。

こいつと2人で話す。」

「・・・え、どうして」 という言葉を音春は

なんとか飲み込む。

彼女の思うがままの李斗の対応に


音春は「・・・・・・わかった」とだけ告げると、


部屋から逃げるようにして出ていった。