女子高生が白狐の許嫁!?

万桜は興味津々な様子でカオルを見つめる。

「・・・貴女は兎族ですか。これは興味深い。

早速、お手並み拝見といきますか。」

そういうと、

万桜は真っ黒な兎へと姿を変え、

「・・・雷矢(らいちゅう)」 と静かに呟く。

すると、カオルの頭上に大きな稲妻が

まるで矢のようにいくつも現れた。

「・・・カオル!」

李斗が叫ぶ。

「あなたは・・・

黒兎族トップ乱離万桜(みだれまお)ね。」


貴方の相手は、あたし一人よ。

覚悟しなさい・・・

雷切(らいきり)、彼を切りなさい。」

そう言うと、

カオルは万桜とは対称的な、真っ白なうさぎへと姿を変えた。

その瞬間、カオルが操る雷が一斉に万桜に向かって光を放つ。

「・・・ほう。

さすがは過去に、

魔の番人とも呼ばれた伝説の白兎族・・・。

・・・私と楽しみましょう、お嬢さん。」

万桜はそう言いながらニコニコと微笑む。

「カオル、お前・・・」

何十年かぶりに聞いたカオルの魔術に驚く

李斗に向かってカオルはこう言う。

「・・・李斗、ここはあたし1人でやるわ。


・・・大丈夫、あの時みたいなヘマはしないわ

・・・同じ兎族のこいつは俺が相手する。

もう二度と過去の過ちは繰り返さないから・・・。

音春ちゃんはまかせたわよ。李斗。」

カオルの声は低く響いた。