そこからの里佳子の行動は早かった。
最初は上履きがなくなった。
スリッパで投稿したら、
クラスのほとんどの人たちに笑われた。
夏海は私のことを気にかけてくれていたが、
夏海に被害を出したくなかったため、
私は夏海といるのを極力避けた。
そんな時だった。
このことに限界を感じたのは夏海だった。
「ねぇ、綾香。
大丈夫?」
私に声をかけてしまった。
それを見た里佳子はまたすぐに動いた。
私が知らないうちに、今度は
夏海がいじめられた。
詳しい事はなにも知らない。
ただ、夏海が一人でいることには、
気がついていた。
でも、私が声をかけたら、
状況が悪化するのはわかっていた。
だから、私はそのまま
夏海のことを見ていただけだった。

