「別に、私は周りから認めてもらうために 北見くんと付き合ってたわけじゃないし。」 里佳子の笑い声が止まる。 「つまんな。 本当に彩香って可愛げないよねー。 見ててイライラする。」 里佳子が顎で合図する。 なに? 「きゃっ!?」 私は、里佳子と同じグループの子たちに、 左右の腕を掴まれた。 「…。」 無言で私に近寄る。 「"斉藤綾香"を崩してあげる。」 ゾワッ 耳元で囁き、そのまま視聴覚室を出て行った。 なんだったの、今の。 すごく怖かった。