全部君のせい



声をかけられ、振り向くと

そこにいたのは、

中村里佳子と里佳子と

同じグループの子達だった。

昨日のことを思い出す。

「うん、いいよ。」

大丈夫。

大丈夫。

大丈夫。

連れてこられたのは、視聴覚室。

普段、授業以外では使うことがないから、

基本空いている。

「ねぇ、綾香って本当に、

北見くんと付き合ってたの?」

里佳子が強めに言う。

私も負けじと、

「そうだけど、それがなに?」

里佳子ら机の上に座り、

私のことを見下すようにしている。

「あんたさ、気づいてた?

誰も北見くんと

お似合いだなんて思ってなかったからね?」

嫌な笑い声が教室に響く。