そして、私に対する嫌がらせは、 なくなったわけではなかった。 私が廊下を歩いていると、 わざとぶつかってきたり、 足を引っ掛けて転ばされたりもした。 それが1人、2人ならよかった。 私の敵はほとんど3組の人たちと 同じクラスの人たちだった。 3組は北見くんと同じクラスだった子達。 「綾香、大丈夫?」 「え、あ、うん。 大丈夫だよ。」 これくらいで負けたりしないもん。 教室で次の授業の準備をしていた時だった。 「ねぇ、綾香ちょっといい?」