部活に来たのはいいけども、
私は全然集中できず、
ミスばかりしていた。
部活が終わり、夏海と一緒に帰る。
「はぁ…。」
「ため息ばっかついてると、
幸せ逃げるよー?」
夏海が呆れ顔で言う。
「そうだねー。」
「あんた、今日ミスばっかだったじゃん。
なんかあった?」
私は教科書の件を夏海に言おうか迷った。
でも、余計な心配はかけたくないな。
「ううん、なにもないよ。」
無理に笑顔を作って、夏海に向ける。
「…あんたねぇ、嘘つくの下手なんだから、
無理して笑わない!」
私のおでこにデコピンをいれる。
「いたっ!」
夏海のデコピンは容赦ないから
かなり痛い。

