うーん。 と、考え込む夏海。 「誰かに貸したりは?」 …貸した覚えは、 「ない。」 「綾香は置き勉してるから、 持って帰ることなんてないもんね。」 2人で首をかしげて考える。 「まぁ、いいよ。 なかったら、先生に言って 新しいの買うから!」 私の言葉にあまり 納得はいっていないみたいな顔だが、 夏海は頷いて席へ戻った。 結局そのまま教科書は見つからなかった。