「じゃあ、今日はここまでにします!
プリントは次の授業で集めるから、
考察まで書いてね!
それじゃ、号令ー!」
「気をつけー、礼ー!」
「「ありがとうございましたー!」」
だるかった理科の実験が終わった。
「佐々木くん、教科書ありがと!」
「おう。」
佐々木くんは、すぐにいつも一緒にいる
男子のところへと行った。
私も夏海のところへと向かう。
「さて、ロッカーに入れた覚えは?」
夏海が私の席に来る。
「ない。」
「机の中には?」
「ある。」
たしかに私は机の中に入れた。
「んでも、ない、と。」
はぁとため息をつく夏海。
「ロッカーは探したんだよね?」
私はこくりと頷く。

