「ねぇ、綾香さ明日の部活どうする?」 あ、そっか、明日か。 おばあちゃんの命日。 「明日は休むよ。 ごめんね。」 「大丈夫だよ、おばあちゃんに 会っておいで。」 私は小さい頃からおばあちゃんっ子だった。 おばあちゃんの家は私の家から近かったから、 よく遊びに行っていた。 だから、おばあちゃんが死んだ時 信じられなくて、しばらく立ち直れなかった。 でも、そんな時に毎日私の家に来て、 「学校行こう!」 って言ってくれた夏海に どれだけ救われたか…。