全部君のせい



おじいちゃんが死んだのは

私が産まれる前。

思い出とかはないけど、

写真とかを見てると

すごく家族想いな

いい人だということがわかった。

おばあちゃんはおじいちゃんから

もらった手紙を全部とっておいていた。

引き出しの中に丁寧に

しまわれていた。

おばあちゃんは、本当に

おじいちゃんのことが好きだったんだな。

『あのね、北見くんがこっちに

戻ってきたんだよ。

だけどね、私の知ってる彼とは

少し違ってたんだ。

身長も伸びて声も前よりも低くて、

なんだか違う人みたいだったよ。

3年も経つと人って変わっちゃうんだね。

私も変わったのかな…?』