教室に戻り、自分の席に座る。
そっか、北見くん彼女いたんだ。
まぁ、3年も経つんだもん。
いて当たり前だよね。
北見くんも少しはなんて期待したけど、
過去に囚われてるのは私の方だ。
ダメだなぁ。
北見くんの言う通り、全然変わってないや。
なんか、今日は疲れちゃったな。
よかった、今日が金曜日で。
少しゆっくりできるや。
帰ろう。
帰って寝よう。
そう思って立った時だった。
ガラッ
「あ、よかった。
まだいて。」
息を切らしながら
ドアにもたれる北見くんの姿。
「え…?」
わけがわからず私は呆然としていた。
息を整え、彼は呟いた。
「…送る。」
「え、い、いいよ。
北見くんだって今日来たばっかりで
いろいろ大変なんじゃ…。」
「1週間こっちにいたから平気。」
「え?」
1週間もこっちにいたの?
「だから、行くぞ。」
そう言い半ば強引に私の手を引っ張った。

