全部君のせい



「お、俺の話はいいからよぉ、

大樹は彼女いんのか?」

「あぁ。」

…え?

私は一瞬自分の耳を疑った。

「え、お前彼女いんの!?」

驚いたのは私だけではなかったみたい。

「いや、いちゃ悪いかよ。」

彼の言葉に山口は首を横に振る。

「いつから付き合ってんだよ?」

山口が目を輝かせながら言う。

「えっと、今年で2年…かな?」

…。

私はこの場にいづらくなって、

そっと体育館をあとにした。