全部君のせい



そっか、山口と北見くんバスケ部だったな。

「懐かしいなぁ。」

っ!!

何言ってるんだろ私。

「お前、女バレだったから、

けっこう男バスと

体育館練かぶってたもんな。」

山口が懐かしむように言う。

「そうだったっけ?」

彼はそんなのお構い無しにシュートを打つ。

「お前さ、向こうでもバスケやってた?」

北見くんは、頷くだけで、

黙々とシュートを打っていた。

「こっちではやる?」

「やるつもり。」

また2人のバスケが見れるんだ。

「ってか、お前部活は?」

山口が私を見る。

「今日は休みだよ。」