やっと授業終わった…。 6時間授業なんて、ほんと疲れる。 肩の力を抜いて、ぐっと伸びをする。 「ちひろ、帰ろ?」 カバンを手に持ち、いつものように声をかけて来た小百合。 「あ…ごめん。私、このあと用があるから…」 〝あのこと〟を思い出した私は、両手を合わせて謝った。 「用…?それなら終わるまで待つよ…?」 キョトンとした顔でこちらを見つめる小百合から視線を逸らし、あわてて弁論した。 「ありがと。でも、多分結構時間かかる… 待たせるのは悪いから今日は先に帰ってて?」