「また、迷ったのか?」 「え…」 「視聴覚室は逆方向。」 え…逆方向? どんだけ方向音痴なの、私! 「時間ないんだろ?行くぞ。」 私の手首を掴み、片倉くんは速足で廊下を歩く 私は、なにも言わない彼の背中を見つめる。 そして…