「あった…あったよ、ちひろ!!2組、 私たち同じクラスだよ!!」 先に名前を見つけた小百合が、 興奮ぎみに叫んだ。 小百合は無邪気な笑顔を浮かべて、 私の手を握る。 小百合の言葉に、私は驚きを隠せない。 ウソ……、同じクラス…? 「…本当に?!やったぁ‼︎‼︎」 3年連続小百合と同じクラスになれるなんて! 嬉しすぎるよ…! 私たちはお互いの両手を合わせあい、喜んだ。