離れて行く影 〜蒼side〜
表彰式を終え、
帰る準備を済ませた俺と涼介は
体育館を出た。
すぐ近くにある時計台の下に、
小百合が1人で立っているのを見つけた俺。
小百合もこちらに気づいて、駆け寄って来た。
「蒼!涼介!優勝おめでとう!!」
とびっきりの笑顔でそう言った小百合に
「ありがとう!!」
負けないくらいの笑顔で答えた涼介。
「蒼、最後のシュートすごかったよ!」
「あぁ。…サンキュ…」
「アレは、…まさに愛の力だな!」
ニヤニヤした顔で、
俺の肘をつついてきた涼介を睨んだ。
「…何言ってんだお前。」
意味がわからない。
「立花さんの言葉が届いたから、
平常心を取り戻して、最後
シュート決められたんだろ?」
…まあ…確かに。
あいつの言葉に、
気付かされたことはあるけど。
「アレはただの応援だ。
愛の力?ってのは全然関係ねぇだろ。」
一体どう解釈したら、そーゆう発想に
たどり着くんだ?
俺の発言を聞いて、涼介と小百合は、
目を丸くした。
…?
何なんだよ、その顔は。
「は…?蒼、まだ気づいてねぇの?」
顔を引きつらせた涼介。
「…何がだよ。」
「…いや……うん、
お前がこーゆうのに疎いのは知ってたけど…」
「…なんの話だ?」
さっきから何を言ってるのか
全然わからない。
「いや…その。」
「ねぇ」
涼介が何かいいかけたのと同時に、
今まで黙り込んでいた小百合が口を開いた。
「そろそろ帰ろ?
もうすぐ次の電車、くる時間だから。」
…珍しく見るからにわかりやすい
作り上げたような笑顔で、
そう言った小百合は、
どこか悲しそうな表情をしていた。
涼介も、そのことに気づいたのか、
俺たちは顔を見合わせて、
駅に向かって歩く、小百合の後ろを追いかけた
表彰式を終え、
帰る準備を済ませた俺と涼介は
体育館を出た。
すぐ近くにある時計台の下に、
小百合が1人で立っているのを見つけた俺。
小百合もこちらに気づいて、駆け寄って来た。
「蒼!涼介!優勝おめでとう!!」
とびっきりの笑顔でそう言った小百合に
「ありがとう!!」
負けないくらいの笑顔で答えた涼介。
「蒼、最後のシュートすごかったよ!」
「あぁ。…サンキュ…」
「アレは、…まさに愛の力だな!」
ニヤニヤした顔で、
俺の肘をつついてきた涼介を睨んだ。
「…何言ってんだお前。」
意味がわからない。
「立花さんの言葉が届いたから、
平常心を取り戻して、最後
シュート決められたんだろ?」
…まあ…確かに。
あいつの言葉に、
気付かされたことはあるけど。
「アレはただの応援だ。
愛の力?ってのは全然関係ねぇだろ。」
一体どう解釈したら、そーゆう発想に
たどり着くんだ?
俺の発言を聞いて、涼介と小百合は、
目を丸くした。
…?
何なんだよ、その顔は。
「は…?蒼、まだ気づいてねぇの?」
顔を引きつらせた涼介。
「…何がだよ。」
「…いや……うん、
お前がこーゆうのに疎いのは知ってたけど…」
「…なんの話だ?」
さっきから何を言ってるのか
全然わからない。
「いや…その。」
「ねぇ」
涼介が何かいいかけたのと同時に、
今まで黙り込んでいた小百合が口を開いた。
「そろそろ帰ろ?
もうすぐ次の電車、くる時間だから。」
…珍しく見るからにわかりやすい
作り上げたような笑顔で、
そう言った小百合は、
どこか悲しそうな表情をしていた。
涼介も、そのことに気づいたのか、
俺たちは顔を見合わせて、
駅に向かって歩く、小百合の後ろを追いかけた
