キミと出逢えた季節〜最初で最後の恋〜



相手にシュートの隙を与えるな。



「蒼!」




パスをしっかり受け取り、



相手をかわしてリング下へ回り込む。


完璧なフォームで、かつ素早く。



焦るな。

一つ一つの動きを、丁寧に。


心の中で言い聞かせる。





放ったボールは大きく弧を描く。


聞き慣れたパシュっという乾いた音が、


声援の中で響いた。



「ナイス、蒼!!」


にっと笑ってこちらを見てきた涼介に


「おう。」



俺も小さく笑い返した。






いつも通り、100%の力を出せば




俺たちは、絶対に負けない。




残り…20秒。


69-71



まだだ。






まだ、…ここから。