「立花さんと、片倉くん。
委員の仕事があるので、残っていて下さい。」
先生は笑顔でそれだけ言って、
教室から出て言った。
「えー…」
めんどくさい。
なんで最後の最後に…。
「あらら…どんまいちひろ。」
「はぁ…。小百合ごめん、先帰ってて…
また連絡する。」
「了解。頑張ってね。」
笑顔で手を振り、小百合の後ろ姿を見届けた。
いつの間にか、教室には誰もいなくなっていた
窓の外を見ると、生徒たちが下校してる姿が見える。
あーあ。
私も早く帰りたい。
ていうか、片倉くんどこ行ったの?
まさか帰った…?
いや、…鞄は机の上にある。
「あら、立花さんだけ?」
ボーっと外を眺めていたら、
教室に大量のプリントを抱えた
成美先生が入ってきた。
「このプリントを綴じ合せてほしいの。
終わったら、教卓の上に置いておいて。
よろしくね。」
「…はい。」
はぁ…今回もすごい大量。
一人でもやるしかないか…。
終わらせなきゃ帰れないし。
私はプリントをもって自分の席に座って、
作業を始めた。
しばらくして、ガラっと勢いよく
教室の扉が開かれた。
「…どこ行ってたの?片倉くん」
彼はスタスタと歩いてきて
当然のように私に向かい合う形で座った。
「悪い…ちょっと、呼び出されてた。」
「そうなんだ。」
…呼び出し。
告白とか、かな。
イケメンさんだし、やっぱりモテるんだ。
