ぶつけた頭の部分に手を置くと、
手に変な違和感を感じた。
何…?
ヌルっとした液体のようなものが、
手についたような…。
頭から手を離し、おそるおそる右手をみると。
右手は、真っ赤な血で染まっていた。
嘘…。
ポタ、ポタ。
と、頭から流れてくる血。
茶色の床を埋め尽くす、赤い水玉模様。
…どうして…?!
今まで一度も、こんなことなかったのに…!
ズキズキと痛み出した頭。
目に映るもの全てが、
歪んで見えた、次の瞬間。
私はそこで、意識を失った。
結局、バスケの試合には見に行けずじまい。
小百合と、…片倉君との約束は
守れなかった。
それどころか、私はまた
二人に嘘をついてしまった。
もし、二人に
全てを打ち明けなければいけない日が
来てしまったら…。
どうなるんだろう…。
いや、…考えるまでもないか。
二人を傷つけてしまうことは、
間違いないんだから。
…ひどい人間。
生きていても、たとえ…死んでしまっても、
結局、
大切な人を傷つけることしかできないんだ。
…私は多分、…地獄へ落ちるね。
