瞼が重い。
ぼんやりとした意識の中、
窓から差し込む眩しい光が
目に入る。
…懐かしい夢を見た。
〝後悔しないように生きる〟
自分の中で決心したあの日から
もう1年以上たつ。
初めて自分の命の時間を知った、あの時。
私は、その現実を受け入れたくなかった。
受け入れられなかった。
15歳で。
まだ子供で。
自分が死ぬことなんて、考えたくなかった。
考えられなかった。
それでも、これが私の運命だから。
逃げずに向き合うって、決めた。
そして同時に、
もう大切な人を、傷つないと
誰かの前では泣かないと、誓ったんだ。
ベッドから上半身を起こし、
窓の外に目を向ける。
雲ひとつない、晴れ晴れした空。
…今日は、…火曜日。
また、学校休んで。
授業ついていけるかな……なんて。
そんなことを考えてみる。
……私はあとどれくらい、
ここに居なきゃいけないのかな。
昨日の小百合との会話を
ふと思い出した。
〝前にも倒れたことあるの?〟
〝初めて。〟
ごめんね、小百合。
嘘、ついちゃった。
初めてなんかじゃないの。
本当のこと言うと、
もう、何回倒れたかなんて、
わからない。
約束してたあの日だってそうだ。
