キミと出逢えた季節〜最初で最後の恋〜

秘密 〜ちひろside〜




「また来るね!ちひろ。」



「うん、バイバイ!」




笑顔でそう言ってくれた小百合に
私も笑顔で手を振った。




病室のドアが閉まったことを確認して、

私は窓の外に目をやる。






…さっきまで、あんなに晴れてたのに…。


太陽は分厚い雲に隠されて

どんよりとした空が、広がっている。





……雨が降りそうだ。












ぼんやりと外を眺めていたら

ふと、小百合の言葉を思い出した。








『前にも倒れたことあるの?』







………もう、何回目かもわからない。