どれくらい走ったのか、分からない。 ようやく、小百合が言っていた場所に着いた。 …中央病院。 この辺で、一番規模が大きな病院。 『ちひろ…今、中央病院にいるって…。 練習試合の日の朝…倒れたって…。』 小百合の言葉が、頭の中でリピートされる。 …ふざけんな。 …どういうことなんだよ。 倒れたって…。 小百合からそのことを聞いたとき、 胸の奥底をえぐられたような感覚に襲われた。 訳がわからなくて。 気づいた時には、 病院に向かって走り出してた。