キミと出逢えた季節〜最初で最後の恋〜

その直後。







…めまいがした。
ぐにゃっと歪んで見える視界。










再び息が苦しくなって、胸元に右手を添える。

「ちひろ…?大丈夫?」



私の行動を不審に思ったのか、心配そうな顔でこちらを見つめる小百合に。

「うん。大丈夫、ちょっと疲れただけ。」

精一杯の笑顔で答える。



…走りすぎたかな…。