アイツの笑顔が目に焼き付いて、離れない。 『はじめまして?だよね。私、隣の席の立花ちひろ。これからよろしくね!』 あのときも。 『見て、星がすっごくきれい!』 あのときも。 『すごい…すごいよ、片倉君!』 アイツは、いつも笑っていた。 けど、 俺が初めて見た時のお前は、 泣いていたんだ。