キミと出逢えた季節〜最初で最後の恋〜

「でもさ、ちひろ。」

いきなりずいっと顔を近づけてきた小百合に
私は首をかしげる。


「来週中間テストとがあるってこと、
分かってるよね?」



「……あ…。」



中間テスト…。そうだった…
すっかり忘れてた。



「赤点とったら来週の土曜日補習になるっていうのも、当然分かってるよね?」



やばい…。

小百合の笑顔が怖い。




来週月、火、水はテスト。

今日は木曜日だから…後4日?!



「赤点取らないように…頑張ります。」

顔を引きつらせながら、私は小百合から目をそらした。


「まあ、ちひろはやればできるし。
問題ないとは思うけど。わからないところがあったら言ってね。私でよかったら教えるから」


「ありがとう」


そう言ってくれると頼もしい。
毎回テストで学年5位以内には必ず入る小百合。


可愛くて性格もよくて
成績優秀って…ほんと羨ましいなぁ…。


私にないもの、全部持ってる。