キミと出逢えた季節〜最初で最後の恋〜

深呼吸して、神経を集中させる。



まっすぐにゴールを見上げ、ボールを放とうとしたとき…。


「2歩、前に出ろ。」


不意に横から聞こえてきたアドバイス。


少しだけためらいながらも、
私は言われた通りに動く。

「ボールは額の上らへんにセット。
狙うのは、リングの中心より手前。」

「うん…」


「力を抜いて、
指先でボールを押し出すように。」




アドバイス通りにポンっとボールを放つ。