キミと出逢えた季節〜最初で最後の恋〜



気を取り直して、作業を開始。




静かになった教室に、
再び運動部の掛け声が聞こえてくる。







…あれ…そう言えば…
ふと、頭に疑問が浮かんだ。





「片倉くん、今日部活は?…バスケ部…」

今ここにいるってことは
今日も休みなのかな…。



「コレ終わったら行くけど。」

片倉くんはテキパキ手を動かし、
さらっと答えた。


え…



「終わったらって…これくらいの量、私一人でやっとくから、部活行っていいよ?」


残り1束。
やることは簡単だから、後15分もあれば…

「お前に任せたら夜になるまで終わらねぇ気がする」


なっ…。

片倉くんは呆れた顔で、そう言い放つと
私が手に持っていたプリントに手をつけ始めた





「そんなことないし!!
私が本気を出せば…このくらい朝飯前だよ」





「朝飯前って…口じゃなくて手動かせよ。」


…?
なぜかクスクスと笑われた。