「教室戻るぞ。」 私に背を向けた片倉くんは、 優しかった手とはうらはらに素っ気ない。 私は何も言わない彼の数歩後ろをついていく。 「片倉くん、どうして… さっき図書室に来たの?」 ずっと気になっていたことを口にした。 図書室に、何か用でもあったのかな…? それともただ タイミングよく立ち寄ったってだけ…? 「お前のこと探してた。」