キミと出逢えた季節〜最初で最後の恋〜

コンクリートに腰を下ろし、

フェンスにもたれかかる。


あったかいかくて、心地いい。

「誰もいないし、…静かでいいよね。」

そう言いながら、
小百合は私の隣に腰を下ろした。

「ちひろ、私ね。今年は幼なじみとも
同じクラスになれたんだぁ〜!」

嬉しそうに、笑顔でそう言った小百合に、
頭の中で疑問が浮かぶ。