【短】動き出した世界

翌日-


「失礼します」

少女は手にプリントを持って職員室を訪れる。
手に持つプリントは赤色のバツ印が目立っていた。


彼女の視線の先は1人の
男性教師である。

少女の脚が動き出す。


それと同時に
彼女の心の中では

何かの感情が芽生え、動き出していた。


それは彼女自身もまだ分かってはいない-…



end