君×私×彼

教室のドアを開けると

すぐに私の大好きな人を探した


後ろの方でかたまってる

男子のグループの中に俊を見つけた


あっちも気づいたらしく、目が合う



あ…こっち来る



そう思った時には

もう目の前まで来ていた


暗めの茶髪

私より何十センチも高い身長

綺麗な整った顔

君の全てが私をドキドキさせる



「 おはよう」



発せられた、たった四文字の言葉は

春の日差しに当てられて明るい教室を

よりいっそう明るくしたような気がした



「 おはよう」



少し微笑んで挨拶を返す



「 同じクラスだな」


「 うん、そうだね」



あれ、なんだろう

すごく照れる

そのせいか返事が素っ気ないし!


私は俊から視線を逸らした



「 もしかして…照れてる?」



「 …っ!?」


心の声が読まれた!?

恥ずかしい…!


俊はクスクス笑ってるし…


あぁもう言っちゃえ!


「 同じクラスで嬉しいなぁって思ってるだけ…!」


恥ずかしさで俊の顔をまともに見れないけど

言った後にちらっと見た顔は

ちょっと赤く染まっていた



「 …俺も、嬉しい…」



返事が返ってきて

とっさに顔を上げる


俊は少し笑って照れ隠しする

私もそれにつられて笑い出した