そして今
これから席替えをするらしい
「名簿順の方がいいかもだけど、どうせ俺これから皆のこと覚えるから、席替えでもしないか?」
そう言った先生は
自分がするわけでもないのに
なんだか楽しそう
くじを引くと
なんと私は今いるここだった
運が良いのか悪いのか
ちょっとため息をつくと
横から聞き慣れた声に声をかけられた
「もしかして、花奈そこ…?」
俊だった
え、どうして俊がそこに…
そんなことを思っていると
「俺、隣だから…よろしく」
ぶっきらぼうに、でも優しい声で
そう言った
俊が隣なのは心強いし、嬉しい
クラスが一緒ってだけじゃなくて
まさか、席が隣になるなんて…
キセキだよね
「うん、よろしく」
感情が溢れでないように
ちょっと微笑んで返事をした


