理子「ごめん…

   蒼空とは付き合えない…」



やっぱり、大好きな蒼空には

普通な幸せを掴んでほしい。



バレないように、秘密で付き合うなんて

そんなことあたしがさせたくない。









蒼空「……あの…言ってることと、

   やってることが違うけど…?」


理子「えっ?!」



気づいたら、あたしは、


蒼空に抱きついてた。


理子「ご、ごごごめん!」



なにしてんの?!

あたし!


急いで、手を離そうとすると…。



蒼空「そのままでいい」

 

蒼空にがっしり掴まれてしまった。



蒼空「理子は俺のこと好き?」


理子「っ?!」


蒼空「俺が聞いてんのは、それだけ」


そんな聞き方ずるい…。

2択しかないじゃん…。






理子「……好き…じゃない……

   全然好きじゃない…嫌い」


蒼空「じゃあ、なんで泣いてんの」




あたしのほっぺに流れた涙を

蒼空が拭いてくれる。

 

蒼空「そろそろ認めたら?

   俺の事好きって」

理子「…なっ////」




そんな自信、どっからででくるの…。



理子「好きじゃない…」


蒼空「はいはい。わかったよー」

 


そう言ってるのに、蒼空は、

あたしに優しくキスをした。