おもしろかったな〜!

あたし、

女子には嫌われちゃうタイプだったし…

あんな性格のいい子もいるんだなー。




蒼空「なあ、明日さ、

   ちょっと遊び行かねー?」

理子「?!」



遊び…?!

なんで急に?!
 




蒼空「実はさ…」




蒼空って人は、申し訳なさそうに話した。



だいたいまとめると、


女の子に告白されて、

振ったら、

なかなかあきらめてくれなくて、

ストーカーとかされて、

いつも一緒にいる美咲に嫌がらせされて、

「彼女がいるならあきらめられるけど、

 いないから、まだチャンスあるもん」

とか言い始めたらしく、

それで、

「い、るよ…他校の彼女……」



と、言ってしまったらしい…。




蒼空「それで、証拠見せてって言われて…

   明日、デートするから見とけよ

   って言っちゃったんだよ…」


理子「……美咲…大丈夫だったの…?」


蒼空「…変な噂流されて…

   元気そうにしてても、

   結構、傷ついてると思う。」


理子「美咲…」

蒼空「とにかく!

   頼む!明日だけフリしてくれ!」




必死に頼み込むこいつからは、

下心は見えなかった。


理子「い、いよ…美咲のためなら」



蒼空「ほんとか?!

   よっしゃ!

   
   じゃあ、明日、噴水のとこで

   待ち合わせな!」


理子「うん…」


明日は、久しぶりの2連休の最終日。

けど、しょうがない!

美咲に、もう嫌がらせさせたくない!



蒼空「どこ行こっかな…」



あいつ…いいとこあるじゃん…。

喧嘩してても、仲いいんだな〜。


ちょっとうらやましかった。