人気モデルと同居?!

まあ、仕事が忙しそうだし、

そんなに会うこともなさそーだから

俺は俺で、楽しく過ごそう!






そんなことを考えながら、

歩いて学校に向かう。








千秋「…おはよ」








蒼空「うおっ!」








びっくりした…。



その声は、友達の千秋だった。


まさか、急に背後から現れるとは…。




蒼空「どーしたんだよ?」

千秋「聞くな…聞かないでくれ…」




あ、わかった…。

振られたんだな…。



千秋は、昨日、

学年一の美少女に告白した。



たぶん、この感じだと、

思いっきり振られたんだな…。



蒼空「まあ、もともと

   話したことなかったし

   OKしてもらえる確率

   低かったじゃねーか」


千秋「そーだよ!

   そーだけど…

   結構ガチだったんだよ〜!」
 
蒼空「ふーん」


千秋「興味なさすぎだろ!

   ほんとに、友達かよ!!」




結構ガチっていったって、
 

ガチが多すぎなんだよ、千秋は。


一週間前だって、

バイト先の美人な先輩に告白して

振られて。


その一週間前は、

クラス一のモテ女に告白してふられて。


とにかく可愛い子に

手当り次第告っていく。


だから、こーやって落ち込むのも、

朝だけだったりする。


振り回されるのは、もうこりごりだよ!