萌ちゃんは、青春を勘違いしている。

「佐倉さんの席は、窓側の1番後ろの席だから。それと、周りのやつは、わからない事だらけだと思うから色々教えてやれ」

『はーい』

自己紹介は、いい感じ。次は、友達作りかぁ。うまくできるかな?

「起立、礼、ありがとうございました。」

「ねぇ、佐倉さん!」

「は、はい!なんでしょうか?」

「次、理科室移動なんだけど、一緒に行かない?場所分かんないでしょ?」

「う、うん!ありがとう。えーと...」

「私は、川中 初夏。みんなからは、なっちゃんって呼ばれてるよ。」

「私の事は、萌でいいよ、なっちゃん。」

「うん!」