椅子〜やりすぎたイジメ〜

「ハンカチ、これで拭きなよ」

「......ありがとう。」

あたしはコーラルピンクのハンカチで

優しく、優しく目元を擦った。

シルクで出来た柔らかなハンカチが、

あたしの悲しき涙を吸い取ってゆく。

「...じゃあ私は、これで。」

黒髪の少女が病室を出ていこうとする。

あたしは慌てて引き止めた。

「あのっ!名前は?」