―――それから数年後。 チャペルの鐘の声が聞こえた。 「花楓!来てくれたんだな」 白いタキシード姿の祐輔の姿。 一方の私は、エメラルドグリーンのドレスに、ボレロを着ていた。 そう。 私は、祝う方だ。 今日は、大切な彼の結婚式。 私は披露宴で、新郎の友人代表で挨拶をする。