「しょーたろー!」

男女問わずに人気な彼は、今日も元気よく外でバスケをしている


私は、所定の位置となっている図書館の窓際に座り

本を読むふりをして彼を見つめる


そんなことが日課となってきたある日、彼からの告白を受けた



「…え?」

突然なことに驚きを隠せない私は、思わず間抜けな声を出す

「…………人間違えでは」
そして、思わずこんなことを言っていた


「………間違えてないよ。

俺は古賀さんに言ってんの」

真っ直ぐに見つめられながらそう言われて、
こんな奇跡二度と無いって思った


「………わ、私でよければよろしくお願いします」


深々と頭を下げれば、彼は微笑んだ