「じゃあ、この中で1番分からない問題は?」


俺は時間短縮のため、この生徒にどうしても解らない問題だけを答えることにした。

少女はじっと問題用紙を見つめる。


よく考えてみるが、わざわざ自分に質問しにくるとゆうことはよほど数学を頑張ろうとしているということになる。
意外とこの生徒は良い子、嫌…。
偉い子なんだろう。



「偉い子やなぁ…」


思わず、口に出してしまった。


しかし、少女は至って普通であった。とゆうよりも聞いていなかった様だ、
少女は黙ったまま一生懸命に問題用紙を見つめているのであった。