次の授業は学活だった。
この時期だからきっと、自主勉強の時間だと思う。
泣いている私はこんな顔で教室に入れるわけない。
目は腫れていて、涙で目が赤かった。
誰が見ても"泣いていた"とばれるだろう。
そうすれば皆心配して駆け寄ってくる。
皆に心配かけるのが嫌だから…。
私は授業にでないことにした。
俗に言うサボりだ。

"サボり"と言っても今まで授業をサボったことの無かった私は、何処で時間を潰せばいいか分からなかった。

保健室も考えたが、保健の先生にこれ以上迷惑はかけたくない。
だから、ほとんど誰も来ない視聴覚室に行くことにした。