「明日、勉強教えてくれませんか?」

明日は土曜日。
勉強を教えてもらうには丁度いい。

「ごめん、これからは忙しくて時間がないと思う」

先生は少し眉を顰めて言った。
先生は部活の大会や遠征があるうえに
これからも色々な予定が入ってきて勉強を教える暇も無いらしい。

「そうですか…いつもごめんなさい」

しょんぼりとする私に先生は

「また今度ね」

と言って他の教室に姿を消した。